ガラスのプロとは
お腹が痛くて病院に行ったらいきなりオペ。
なんてことはありませんよね?
お医者さんと同じで、まずは症状を診断して
処方を選択する
つまりガラスの傷の状態をいかに確認して、
施工法を選択するかが最も重要といえます。
↑今回はクルーザーのワイパー傷です。
ガラスの傷を診断
光がないと傷を確認することはできません。
ココでは傷の位置、長さ、深さ、状態をチェックします。
傷を拡大すると見えてくるもの
マイクロスコープで拡大して傷を診断することで、
傷の状態が見えてきます。
上の写真では錆びた金属で擦った時の独特な色と形状です。
また、部分的にチップ(欠け)していることから、
浅い傷と深い傷が混在していることがわかります。
原因はコレ!
ワイパー先端の金属部分が擦れて傷がついたようです。
(カーブを描いた傷の線を見るだけわかりますが・・・)
ワイパーとガラスの間に小石や砂が挟まって傷がつく場合も
ありますが、今回はそうでないようです。
傷の深さを測定
クラックスケールを利用して傷の太さを測ります。
経験上、傷の深さ≒太さとなることがほとんどです。
正確に深さを測る場合は、表面粗さ計などを使用しますが、
今回はあくまで簡易的な測り方を選択しました。
傷の長さを測定
曲線の長さを測るときは、マスキングテープを傷に沿って貼り、
あとからマスキングテープの長さを測ります。
↑傷の長さは1,140mmということになります。
最後に
傷消し研磨作業をするときのイメージをして、
必要なものを用意すれば完璧ですね。
現地調査ひとつとってもこれだけのことをしています。
この情報がないと傷消し作業はできませんし、
見積すら作れません。
おそらくほとんどの方は傷の撮影すらままならないかと
思います。
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