Glassアカデミー 公式ブログ

プラスチック・アクリル磨きの学校

アクリルはどんな素材?

アクリル樹脂は割れにくく衝撃に強いことから
ガラス代替品として、色々はものに使われています。

最大の”特長は透明度が高い”ことです。

LEDのカバーだったり、看板、ケース、水槽など
に利用されています。

劣化するとどうなるの?

この透明度が高く、割れにくい万能なアクリルも
弱点が2つあります。それは・・・

①”紫外線を浴びると変色する

②”表面がガラスよりも軟らかく傷つきやすい

ということです。


↑傷と黄ばみで透明度を失ってしまったアクリル板。

本当に磨けるの?

ガラスよりも軟らかい素材なので素人でも
簡単に磨けます。しかし、

アクリルは透明に戻すのが難しいのです。

ペーパーでアクリルを削って傷の深さまで到達すれば
傷は消えます。その後、ペーパーの傷を細かくしていき
最後にコンパウンドでペーパーでつけた傷を消して
透明に戻すという工程です。

アクリルを磨く時は粉塵が出ますので、HEPAフィルター付きのバキュームで
粉塵を回収します。

1000番ペーパーで削ると透明度はなくなり、全体が真っ白に!

1000番のペーパーで研磨したところを測定すると粗い!
(平均値で0.33ミクロン 最大値で2.2ミクロン)

これをさらに研磨していくと・・・・

アクリル研磨 Before
平均値 0.23ミクロン
最大値 2.1ミクロン

アクリル研磨 After
平均値 0.06ミクロン
最大値 0.4ミクロン

表面の傷が綺麗になり、ツルツルになりました。

透明性の維持は?

防汚性を持たせたい場合は・・・
クリアーフィルムを貼ることで表面を親水状態にでき、
雨が降っても良好な視界を維持できます。

傷防止機能を持たせたい場合は・・・
プロテクションフィルムを貼ることで傷がついても
一定の温度で自己修復してくれます。

GLASSアカデミーでは・・・

ただアクリルを磨くだけではなく、理論的に素材を学び、
診断方法から、環境に配慮した施工方法などを
総合的に学ぶことが出来ます。

スクールの様子はコチラ

 

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