Glassアカデミー 公式ブログ

アクリルとポリカーボネートの違いと見分け方

アクリルとは

アクリル(PMMA)とは、メタクリル樹脂という樹脂素材で
ガラスと同等の透明性でガラスよりも軽くて、耐衝撃性に
優れていることから、ガラス代替品として、
一般建築の外装材や水族館などの水槽、LEDのカバー、
電磁誘導カートやバイクのシールド、遮音壁
などに使用されています。

ポリカーボネートとは

ポリカ(PC)とは、熱可塑性樹脂(プラスチック)の一種で
アクリルよりも透明性は低い代わりに耐衝撃性が優れており、
自動車のヘッドライトや、カーポート屋根など
様々な場所に使用されています。

現在では、透明性の高いポリカも増えてきており、
ゴルフカートのシールドなどはアクリルから
薄型のポリカ製のものに変わってきています。

見分け方は?

一言で「アクリル」「ポリカ」といっても様々な
グレードや樹脂固形分、添加物、不純物の濃度が
違っており、確実な見分け方は存在しません。

溶剤での見分け方や、着火での見分け方がありますが、
白濁(白化)や、クラックが入ったりしてしまう
リスクがありますので、建築素材でのチェック方法
としては、どれも採用できません。

最大の違いは表面硬度

アクリルとポリカの大きな違いは表面の柔らかさです。

アクリルに比べてポリカは軟らかく、タオルで擦っただけでも
傷つくものが多いので注意が必要です。

ですので、ポリカにはあらかじめハードコートという
コーティングや、フィルムが貼ってあるタイプも
多くあり、さらに見分けるのが困難になります。

劣化現象

アクリル・ポリカーボネート素材が広く使用
されるようになってから数十年、現在も樹脂素材
を使用した製品や建築物が増えていますが、
その劣化の報告が年々増えてきています。

劣化現象の要因は様々で、「アルコール溶剤を使用した白濁」や

「傷による乱反射」「紫外線による黄ばみ」などの症状が現れます。

よくある失敗事例

・アクリルだと思って擦ったらポリカだった。
・アクリサンデーを使ったら傷だらけで白くなった。
・クイックス(QUIXX)を使ったらもっと酷くなった。
・溶剤をつかったら白くなった。
・傷を耐水ペーパーで擦ったらもっと傷ついた。

皆さん、アクリルとポリカの見分けがつかずに失敗しています。

アクリルとポリカーボネートは磨けば透明になります。

知識がない状態で、磨いてしまうと大変危険な樹脂素材ですが、
白濁してしまったアクリルや、傷だらけになったポリカも
磨くことで透明に復活させることが出来ます。

磨きの知識や技術に関心のある方はコチラから

アクリルリニューアル講座

ポリカリニューアル講座

施工のご相談、見積り依頼はコチラまで

 

 

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