カッティングシート跡の正体は?
原状回復の際に、ガラスについた汚れが落ちないというご相談が多くあります。
長い期間カッティングシートを貼ってあり、それを剥がしたときにシートの輪郭が白く残るというものです。
白い跡を洗剤で洗っても、刃物で擦っても何も変わらない。
ガラス表面はつるつるで引っかかりがないという状態。
早速診断してみることに
白い輪郭を拡大して診断してみると・・・
ガラスの内部にカッティングシートの糊の成分(溶剤)が侵食していることが判明しました。
これを綺麗にするためにはガラス表面をわずかに削る必要があります。
テスト施工開始
一部分をテスト施工してみることに
黄色いマスキングテープで囲った箇所を研磨します。
カッティングシート跡は消えました。作業時間わずか5分。
今回のようにガラス内部に浸食した成分はガラスをきちんと研磨すれば元の状態に戻りますので、わざわざガラス交換などをする必要はありません。
ただし、素人が磨くと逆に傷が入ったりする危険性がありますので、ガラス研磨専門のプロにご相談することをお勧めします。
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